短足おじさんの

おしゃべりタイム

2008年12月27日reup

簡素化するために不適切な表現があると思いますがご了承下さい。


51:ゴンボの島−馬毛島(11/7/20up)
下の51を見てください

4:にわとりの神話(09/8/18reup)

40:冬の悲しい思い出(08/12/27reup)

77:ヒマラヤを越える渡り鳥と恐竜(0812/27reup)

70.種(しゅ)って、な−んだ。(0812/27reup)

37:うさぎの足跡(0812/27reup)

7.インフルエンザワクチンを作るのに卵が使われるって知ってた(0812/27reup)

55.「タヒ」モンゴルの野生馬

74:オオイヌノフグリ

67.盲目犬「ダン」のCDができたよ(07/11/26)

2.たまごの色(保護色)

13.みにくいあひるの子−−−インプリンテング?

6.命のたん生

9:近交ってなに?

54.動物の渡り廊下

29:オスとメスはどうしてきまるの?

30.うさぎ飼たいな〜 

38病気見つけるの難しいよ

52:自然のバランス

 

 

51:ゴンボの島−馬毛島
この馬毛島にジェット機の発着滑走路ができつつあるようですね、これはアメリカの航空母艦にのせてあるジェット機の発着の練習に
使われるそうです。
 そうなると、ここに住んでいた鹿、ゴンボたちはどうなるのだろう、エサが少ないために、自分たちの体を小さくし、ゴンボたちを犠牲にしてまで
生きのびようとしてきたのに。
 滑走路は縦、横 2本できるので、島が4分割されてしまいます、そうすると鹿たちの集団も4分の1づつになり、遺伝学的に寿命が短くなり
やがては、居なくなってしまう運命をたどることが予想されます。かわいそうだね。

種子島の近くに馬毛島(まげしま)と言う無人島があり、周囲12km、海抜70mと言う小さな島なんだけど、京都大学動物生態学研究室の調査によると、500頭の日本鹿が住んでいて、人の影響は全然受けてないんだって、また、島には鹿以外の動物は住んでいないんだそうだ。

身体の大きさは北海道の日本鹿の半分しかないんだ、これは食べ物が限られていて小さくなったんだろうと言われています、そして雄は砂浜に雌は島の真ん中の森に住んでるんだ、森には良質の草や木の実があるけど砂浜には質の悪い草しかないんだそうだ。

森の中の雌達はけんかしないけど、浜辺の雄達はけんかばかりしていて、特に繁殖期(はんしょくき=子供を作る時期)にはけんかが激しくなり、エサも少ないし体重が半分になってしまうんだって、ケガで死んじゃうのもいるそうだ、だから雄の平均寿命は10年くらいしか無いんだって。

森の中で生まれた子鹿はお母さんの乳を飲んで育つんだけれども、大きくなって乳を飲まなくなると(この時の雄の子鹿をゴンボと言う)、ゴンボは森から追い出されてしまうんだって、ゴンボはしかたなく浜辺へ行くんだけれども、そこには大人の雄達が居て、なかなか仲間に入れてくれないんだそうだ、仲間にしてもらえるのは30%しかいないんだって。

冬は海辺の雄達はエサが無くて大変なんだよ、エサをうばい合ってけんかをし、枯れ草や土もたべるんだって、そのうえ、雨や寒さで3分の1は死んでしまうんだって、ゴンボは1年間で60頭くらい生まれるんだそうだけれど、生きて冬を越せるのは30頭しか居ないそうだ。

冬の間に死ぬ雄がいるので、島全体での雄の割合はず−っと少ないんだよ。この島は雄が死ぬことで食べ物と鹿の頭数のバランスを保っているんだね。この島のような例が分かったのは世界でもないそうだよ。

 

4:にわとりの神話

にわとりの神話聞いたことある? 日本で一番古い古事記(こじき)と言う本の中に「天の岩屋戸(いわやと)」と言う神話があって、これは紀元2〜3世紀頃の話らしいけど、内容は次のようなんだ。

天照大神(あまてらすおおみかみ)は弟の須佐之男命(すさのおのみこと)のご乱行(暴走族かな)があまりひどいので、おこって、天の岩屋戸にかくれてしまったんだ、国をおさめる人を失った高天原(たかまがはらと言う国)は、悪者が勝手気ままにふるまい、暗黒の巷(ちまた=町)となってしまいました、そこで、大勢の神々が天安の河原に集まり、どうしたら元の明るい社会にもどせるかを相談したんだ。

そして、長鳴鶏(ちょうめいけい;長く声を出して鳴くにわとり)を沢山集め一斉(せい)に鳴かせ、ある女神(あめのうずめのみこと)様は樽(たる)の上で踊りまくったんだ、それも、はだか踊りだよ、その様子が面白かったので、神様達はどっと笑ったんだって、すると、天照大神は外で何が起きたのだろうと思い、天の岩屋戸を少し開けて外を見たんだって、その時、別の2人の神様が鏡(遺跡から発掘される銅鏡かな)を向けて反射させたので天照大神はますます怪しみ、天の岩屋戸から一歩ふみ出したんだ、そのときを逃さず、力持ちの神様がこの岩戸を開いて、天照大神にお出まし願ったんだそうだ。

そして日本の国(弥生時代:やよいじだい)は再び元の明るさを取り戻したという神話だよ。

ここで鳴かされたにわとりはどんなにわとりかわからないけど、現在日本三鳴鶏(声良:こえよし、東天紅:とうてんこう、唐丸:とうまる)がいて、これらの祖先かなとも考えられるね。かなり前だけど「日本誕生」と言う映画にもなてるよ。

写真は紀元前200年頃に中国で発掘された土偶(どぐう:土で出来た人形のようなもの)だよ。(齋藤 章著 「日本鶏」より)

九州高千穂町に「天の岩戸神社」があります、この奥に洞窟(くつ)があり、「天の岩戸神話」があったところだという言い伝えが残っています。

「天の岩戸」の事件?があった時、天文学者が調べたところ紀元248年9月5日に皆既日食が起きてることが分ったんだ、古代の人々はびっくりして、このような神話となって言い伝えられたのだと思うよ。

 

 

 

 

40:冬の悲しい思い出

「磐梯山の動かない〜、姿にも似た、その−心、苦しいことがおこ〜っても−、つらぬ−きとげたえらい人−−−」、これ誰を歌った歌だか知ってる?、今度千円札になる人−−そう!、野口英世をたたえた歌です、野口英世の生家は写真(猪苗代湖と磐梯山)の真ん中よりちょっと左かな、湖のそばにあるんだよ、先日はガ−ナ共和国の大統領が来て行ったよ。

野口英世の生家から湖に沿って5分の所に、短足おじさんの実家があるんだよ〜ん。この辺は海抜400m位かな、昔はもっと雪も深かったし、冬はとっても寒いんだ。

小学4,5年生のころ、ウサギを飼ってたんだ、馬小屋のそばの部屋、部屋と言っても窓もなにもないし、雨、風はもちろん、冬になると雪も吹き込みます、こんなところで、ウサギ箱に入れて飼ってました、いろりのある部屋からちょっと離れているので、夕方薄暗くなってからなど、寒くて行きたくないんだ。

毎日エサをやってたんだけど、エサと言っても野菜くずだけ、それを時々忘れてしまったんだ、もちろん、箱の中にしいてあるワラは全然とりかえず、糞もたまってました、ある時、何日間かエサをやるのを忘れてしまいました、しまった!と思って行ってみるとウサギは体が冷たくなって硬くなっていました、そして、お父さんやお母さんに言うと、しかられると思い、一人で、雪の中にウサギを埋めました、子供ながらに、せつない気持ちでした。

ウサギは、しいてあるワラが冷たく、栄養失調で寒さに耐えられなかったのでしょう。

このことは〜十年たった、今でも冬になると思い出します。

 

 

 

77:ヒマラヤを越える渡り鳥と恐竜

渡り鳥と恐竜、これ、なんの関係があるの?と思うでしょう、ところがおおありなんだ!
その前に、鶏を解剖するとき、胸の骨を持ち上げてお腹の中を見ると、うす〜い透明(とうめい)な膜(まく)があります、ちょうどシャボン玉の膜のような感じです、じつは、これ気嚢(きのう)といって、空気をためるところです。
ちょっと別の話をします、人間がヒマラヤなど8000mもある高い山に登る時、どんなものを背負って行きますか、高い山は空気が薄いですね、そのために高山病になったりすることは知ってますよね、空気が薄いと苦しくなって動けなくなるので、酸素ボンベ(空気がいっぱい入っている)を背負って行きます。

もうわかったでしょう、鳥は体の中に気嚢と言う酸素ボンベを持っているんです、だから、高い山でも越えられるんだね、でも高い山など越えない鳥でも気嚢を持ってます、どうしてなんだろう、ずっと前にテレビだったかな・・・・・・・・・で、恐竜の話をしていました、その中にマジュンガトルス(写真)という恐竜がいて、この恐竜が気嚢を持っていたことをアメリカの研究者、パトリック・オコ−ナ−博士らが発見したそうです、なぜ、このような恐竜が居たか、地球の古生代の終わりから中生代の初めにかけては低酸素時代だったそうです、つまり空気が薄かったんですね、このような時代にマジュンガトルスのように気嚢を持つ恐竜があらわれ、哺乳類よりも恐竜が繁栄(はんえい)したのではないかと言うことです。

 

 

 

70.(しゅ)って、な−んだ。

種ってなんだかしってる? タネじゃないよ、ライオン、トラ、犬、飼いウサギなど、これらの動物はそれぞれが一つの種なんだよ、動物にかぎったことではないけどね。種のことを考える前に雑種のことを見てみよう。

ライガ−とかレオポン知ってる?ライガ−はライオンとトラの子供、レオポンはヒョウとライオンの子供です。40年前くらいまでは動物園でも良く見ることが出来たんだ、動物園では、このような動物を作って、見物人がたくさん来るようにしてたんだね、自然の中では種が違うものからは子供は出来ません。それで、ライガ−やレオポンは種の違う動物から人工的に作られている「雑種」です、この雑種の特徴は子供が出来ないことが多く一代かぎりです、このことを逆に見ると、どんな組み合わせであれ、生まれた子供から、また、子供が出来る場合は同じ「種」であるとされます。

すなわち、子供から子供がとれるかどうかで、同じ種であるかどうか、違う種であるかが決められます。

先日、新聞にのっていた、「ジンキ−」はシマウマとロバの雑種です、シマウマとロバを一つの部屋に入れておいたら出来たそうです。

          

 

 

37:うさぎの足跡

うさぎの足あと見たことある? 今はあまり見られないかな〜、おじさんが子供の頃は近くに林があったので、冬になると見られたよ、今でもスキ−場なんかで角の方に見られるかもね。

ところで、足あとでどんな動物が歩いたか分かるの知ってるよね、じゃあ、上の絵で3つの種類の足あとがあるんだけど、動物の種類わかる?   左がキツネだよ、キツネは一直線に歩くんだ、真ん中は? 3つの点みたいになっているのが特長なんだ、右は見たことあるでしょう、雪さえ降れば町の中でも見られるよ、そう、犬だね。誰だ! 絵がへたで分からなかったなんて言ってるのは。

うさぎの足あと

 

 

 

 

7.インフルエンザワクチンを作るのに以前は卵が使われていたの知ってた?

インフルエンザって知ってるよね、今年もいよいよ、そのシ−ズンがやってくるよ、コタツにばかり入ってないで身体を動かして丈夫な体を作っておいてね。

インフルエンザにはA香港型、Aソ連型、B型とかいろいろあるようだけど、今年はなにが流行するのかな〜、君たちもワクチンを接種するんだろ。

ところで、このワクチン何から作られるか知ってる?   その前に、この病気の説明を少ししておこう、原因は上に述べたような型のウイルスなんだ、これらのウイルスは感染すると病気を起こす性質と身体に抵抗力(これを抗体と言います)を付ける性質と二つあるんだ、

この性質を利用してワクチンを作るんだ、卵を使ってね、普通の卵じゃないんだ、SPF(エスピ−エフ)卵を使うんだ、これは親鶏が清潔な場所で飼われ、病気にかかっていないことはもちろん、かかったこともない親鶏から生まれた卵を使うんだ、しかも、受精卵(じゅせいらん=ひよこになれるたまご)を使うんだよ、受精卵でないと中で細胞が増えず、ウイルスが生きて行けないんだ。

この卵にウイルスを接種して、その卵のウイルスを次の卵にまた接種するんだ、これを何回も繰り返しているうちに、このウイルスは抗体を作る性質は残っているけど、病気を起こす性質は無くなってしまうんだ。この性質を利用してワクチンの種を作るわけだけど、より安全なワクチンを作るために。

現在では卵の代わりに組織培養細胞(そしきばいようさいぼう:ちょっとむずかしいね)が使われています、さらに、WHO(世界保健機構)が「生ワクチン」ではなく、「不活化ワクチン(ウイルスは生きていない)」を使うように決めてます。したがって、諸君が接種するワクチンは、この不活化ワクチンです。

 

7.インフルエンザワクチンを作るのに卵が使われているの知ってた?(2)

前回はウイルスがワクチンになるまでを話したけど、今度はワクチンを注射するまでを話してみます。先ず、前回、話したようにして出来たワクチン、これはワクチンの種(たね)のようなものだね、これを国立感染症研究所や数カ所の薬品メ−カ−がいつも持っています、そして、今シ−ズンはどんな型が流行するか予測して作り始めます。

たとえば今年はA香港型が決まれば(予測)メ−カ−が持っているこの種を何百万人にも接種できるように増やさなければなりません、そこでまた、たまごを使います、何百万個のたまごです、前回も話したように、ふらん器の中でヒナになるつつあるたまごを使います、しかも、インフルエンザウイルスがもっとも増殖しやすい、ふらん器に入れてから10〜12日目のたまごを使います、鶏胚(けいはい:ヒナになる芽)が大きくなるとオシッコがたくさんでますから、そのオシッコを入れておく大きな袋が出来ます、この膜を作っている細胞がウイルスが増える場所です、ここにインフルエンザの種になるウイルスをたまごに穴を開け注射器で入れます、ここで増殖したウイルスはたまっているオシッコの中に沢山出てきます、12〜14日くらいが最大で15mlくらいです、オシッコというとちょっと変だけど、本当は將尿腔液(しょうにょうこうえき)といいます、これに、いろんな処置をし、ウイルスを完全に殺して、安全にしたもの、これがワクチンの原液になります、そして、さらに手が加えられ国家検定に合格したものがワクチンとして使われます。

そうそう、検査の時に、このワクチンが発熱しないかどうかを調べるのに、ウサギが使われているんだよ。

 

 

 

 

 

74:オオイヌノフグリ

これなんだか知ってる? 雑草の名前です、春早く、2月の終わりごろから咲きます。雪がまだ残っている畑などで、ところどころ雪がとけ、黒い畑の土から、この雑草が顔を出し、咲きます。天気のいい日は、まわりが雪なのに、そこだけに、直径1cmくらいの花がたくさん、元気いっぱいに咲きます。
おじさんは病気をしたことがあって、リハビリのために畑の道をなんども散歩したことがあります、その時、ところどころ雪がとけたところに、この花がいっぱい咲き、太陽の光をあびて、喜びいっぱいに、これでもか、これでもかと元気いっぱい咲いていました-----おじさんにはそう感じました、そして、なんだか元気づけられた思い出があります。
ところで、この雑草の名前、花のかわいさと、にあわない気がします、「フグリ」っていうのは方言かもしれないけどオチンチンの袋のことなんです、花が咲き終わって種ができると種を入れている袋が二つ並んで、ほんとうに、犬のオチンチンの袋そっくりなんです。
だから、オオイヌノフグリって、「大きい犬のオチンチンのふくろ」という名前になってしまう、なんだかかわいそうだと思わない? もっと、いい名前なかったのかな〜。

オオイヌノフグリは方言ではなく正式の名前なんだね、おじさんの友達の奥さんはこんな名前はかわいそうだといって、「春一番」と呼んでいるそうです。

大発見!新聞に出ていました。別名、「ブル−スタ−」「ホシノヒトミ」「天人唐草」とも呼ばれておりそうです、ああ!良かったね

 

 

 

 

 

 

67.盲目犬「ダン」のCDができたよ

昨日テレビを見てたらNHKで「ダン」のことをやってたよ、昨年の11月に13歳で亡くなっていたんだね。二人の少女が小学生になってからも自治会長らの協力で団地で飼われていました、短足おじさんがダンのことをこのホ-ムペ-ジに載せてから5年もたったんだね。

だから、少女たちが入学した潮見小学校の校長先生だった西岡実矢さんがクレア&香にたのみ、今年2月に歌(CD)が出来たそうです。

たくさんの人の 心をつなぐ たくさんの人の やさしさを 引き出す そのために あらわれたんだね 目の見えない犬 ダン」。美しいメロデイ−と歌詞に心を打たれました。

−−−−−短足おじさんが以前に載せたもの−−−−−

テレビで盲目犬「ダン」が、2人の幼稚園児達に助けられ、飼われている状況が放送されました。
この話は小学校の道徳の教科書にも載っているんだってね。さらに、今度はモ−娘達の出演で映画にもなるんだって。

今から8年前の話なんだけど、ダンボ−ルに入れられて川にすてられていた子犬を少女達の住んでいる団地につれてきました、しかし、団地では飼えないとと言われ、こっそり飼っていたのですが、子犬が同じところをクルクル回ったり、あちこちにぶつかったりするので、おかしいと思い、町会長のおじさんに相談したところ、「目が見えないんだよ」と教えてくれました、それを聞いた少女達は何度も何度も「ここでこの犬を飼いたい」とお願いしました、団地の人たちは集まって相談したのですが、大部分の人たちは反対でした、この話を聞いた少女達は「目の見えない人を犬は助けるのに、どうして目の見えない犬を助けてあげないの!!」  この少女達の言葉に団地の人達は心を動かされ、飼えることになりました。名前は団地で飼うので「ダン」とつけました。

 

 

 

2.たまごの色(保護色)

たまごの色、どんな色があるか知ってるよね、白、茶色そして茶色のうすいの、だよね。茶色い卵は普通、赤玉って言うんだ、どうしてだかわからない、このほかに、うす青いグリ−ンっぽい卵もあるよ、これはね南アメリカにいるアロ−カナと言うにわとりが産むんだ、日本にも少し飼われているよ。
 ウズラの卵

どうして色のついている卵があるわかる? すずめなど野鳥の卵見たことあるでしょう、茶色や草色などまじった模様がついてるよね、ウズラの卵もそうだよ、これを保護色(ほごしょく)って言うんだ、これは卵をねらって来る動物から、見えにくくして守るためなんだよ。

にわとりの白い卵は人間がかってに改良したんだと思うよ、茶色い卵をよ−く見てごらん、そばかすみたいなのが残っているでしょう、これは保護色が少し残っているんだよ。 

 

13.みにくいあひるの子−−−インプリンテング?

アンデルセンの童話で「みにくいあひるの子」、知ってるよね。
あひるの巣に1コまぎれこんでしまった卵から生まれた灰色のみにくいヒナ。
「こんな子がいっしょだと、ぼくらもはずかしいよ」といって、兄弟たちからもきらわれ、みにくいあひるの子は家を出てしまいました、ずっとひとりぼっちでさびしい日をおくっていたのですが、やがて大きくなって、自分はきれいな白鳥であることに気がつきました−−−−というお話。

この童話のことを思い出して、おじさん、少し考えてみました。このみにくいあひるの子(白鳥のこども)はお母さんあひるを自分のお母さんだと思ってしまったんだね、だから、いじめられてもしばらくは、いっしょにいたんじゃないかな。

「自分のお母さんだと思いこむ」って、前にも話したことがあったけど、これ「インプリンテング」だよね−−−アンデルセンはこのことを知っていたのかな〜。
童話も、こんなふうに考えてみると、また、面白いかもよ。

 

6.命のたん生

命はねメスの卵子とオスの精子(せいし)が合体することから始まるんだ。
ちょっとその前に、卵子(らんし)と玉子(たまご)の区別、わかる? 卵の中身は白みと黄みがあるのは知ってるよね、じゃ−、卵子はどこにあるの?   黄みをよ−く見てごらん、表面に白っぽいのがあるでしょう、それが卵子(
卵子からはいになる)だよ、この卵子に精子が入り込んで、命が始まり、ヒヨコになるんだけど、黄みや白みはヒヨコが育つための栄養になるんだ。

精子が合体した卵子は温度や湿度などの条件さえそろえば、1つの卵子が2つになり、2つの卵子が4つになり、4つの卵子が8つになり、こんなふうにして、どんどん増えて行くんだ、このときは、もう、卵子とは言わないで細胞(さいぼう)と言います。

これを写真で見てみよう、ふ卵器(人工的にヒナをかえす機械)に入れて温度や湿度の条件をそろえてやると、細胞はどんどん分れつし、2日目ごろから血管がはりだし、心ぞうができて動きだします、よく見ると心ぞうが動いているのが観察できるよ、7日目には玉子全体に血管がはりめぐらされ、ヒナの体(からだ)は10mm以上になってます、20日目になると、体の外にあった黄みが体の中に入り、ヒヨコの形が出来上がり、そして、21日目にカラを破ってヒヨコが出てきます。

2日目には心ぞうができ、動き出すんだからびっくりだよね。
    
......2日目............7日目...........20日目

 

 

9:近交ってなに?

チャボにも色々あるけど、ちょっと、問題になることがあるんだ、血縁関係が近くなり過ぎていると言うことなんだ、ちょっと、むずかしいけど、このことを近交が進んでいる、あるいは、遺伝子が均一化している(ほとんど同じになっている)と言うんだ、親、兄弟、いとこ、近い親戚(しんせき)ばかりになっていると言うことだよ。

近交が進むと子供ができにくくなるんだ、チャボは最近、卵がふ化しないものもあって、近交が進んでいるのではないかと言われているんだよ。君たちのところで、チャボのひなを飼い始めるときに、兄妹(きょうだい)の雄と雌なんかと違う? 雄と雌はぜんぜん血縁のないのを飼うのが理想だよ。

野生のトキが居なくなってしまったのは、近交が進み、遺伝子が均一化してしまったからだと思うよ。

 

 

 

 

54.動物の渡り廊下

 今、月の輪熊も減少していて、なんとか対策しないと居なくなるキケンがあるそうです、こういうことになる原因の一つに、鉄道や高速道路がたくさん作られていることがあるんだって、もともと動物が歩いていた道(けもの道)が鉄道や高速道路が出来たところは通れなくなるためだね。左の絵はもとは1つの地域だったのが鉄道と高速道路が出来たためにABCDの4つの地区に分けられてしまったんだ、そうすると、ここに、たとえば100頭の群として住んでいた動物(この場合、月の輪熊だけれども)たちも分けられてしまい、25頭、30頭、20頭、25頭などど4つの小さな群になってしまうんだよ、そうすると「近交が進む」と言うことがおこります、そして、子供を生む能力が劣って、さいごに、居なくなってしまいます。

こんなことが起こらないように、どうすればよいか国は考えました、高速道路や鉄道の上に動物の通る道を作っています、そうすると、動物がその橋を渡って、どの地区にも行き来できるようになり、道路や鉄道がなかったときと同じ状態になり、つまり、100頭の群になり、近交にならなくなり、居なくなってしまうのを防げるわけです。

つまり、人工的に獣道(けものみち)を作ると言うことです、この対策を「緑の回廊(かいろう)構想」といって、富士、箱根、丹沢、白川(岐阜県)ではじめられています。

 

 

29:オスとメスはどうしてきまるの?

動物にはみんな細胞の中に遺伝子がぎっしりつまった染色体(せんしょくたい)というのがあるんだ、その中の性染色体がオスになるかメスになるかを決めるます(性染色体にはχ染色体、y染色体があります)、オスではχとyが対になっているけど、メスではχ染色体が2本あります。

ところで子供が生まれるためにはオスの精子とメスの卵子が合体することから始まります、卵子はχ染色体しか持っていないけど、精子はχ染色体を持ってるものとy染色体持っているものがあるんだ。そこで、精子と卵子が合体すると、χ染色体とy染色体を持っている卵子(これを受精卵と言います)とχ染色体を2個持っている卵子ができるね、そして、χ染色体とy染色体を持っている卵子はオスになり、χ染色体を2個持っている卵子2個持ってる卵子はオスになります。

受精卵になるときにy染色体を持った卵子になるか、持たない卵子になるかで決まるんだ、だからオスになるかメスになるかはオス親によることになります、また、理論的にはオスとメスは半々に生まれるんだよ。

 

 

30.うさぎ飼たいな〜             

 ウサギ飼いたいけど、家のお母さんが、めんどう見きれないから、だめだって。めんどう見るにはどうすればいいの?−−−ウサギのお家がないと、それから、エサかな−−−−。そのとおり!  「衣(い)食(しょく)住(じゅう)」って知ってるよね、衣は着るもののこと、食は食べ物、住はお家だよね、ウサギで衣食住を考えてみようか。衣は毛皮だね、しかも冬になって寒くなると、毛が厚(あつ)くなって寒さを防げるんだ、夏はその逆になるよ、だから、着るものの心配はしなくてもいいんだ。食はどうだろう、飼われているウサギは箱か小屋に閉じこめられているよね、だから野ウサギのように自由にエサを探すことは出来ないでしょう、飼う人がエサをやらないと、忘れずにね。住はどうだろう、これも人間が作ってやらないとね、野犬にやられないように、逃げ出さないように、そして、もう一つ大切なことは、ウサギにとって気持ちいい小屋でないとね、夏、西日が当たったり、冬、冷たい風が吹きぬけたり、雨が入りこむようではだめだね。

一番大切なことは最後までめんどうみられるかどうかだよ。 

 

 

 

 

38:病気見つけるの難しいよ                

病気を見つけるのってむずかしいよ、うさぎはしゃべれないからね、だけどね、うさぎがぐあいが悪いかどうかくらいは、わかるようになれるよ、それはね、エサをやるときでも、遊ばしているときでも、元気があるか、食欲があるか、耳は、目は、鼻は、足は、歩き方は、ふんは、尿は、抱いたときにやせているかどうか、体温は高いか、呼吸は早いか、 −−−こんなことをよく見ておくと普通のときのぐあいがわかるようになるよ、そしたら、どこが普通でないかわかるようになるよ。       (Q30参照

 

52:自然のバランス

ガラパゴス諸島って知ってるね、南アメリカのエクアドルの海岸から1000km(東京から下関位かな)のところにあって、16の小さな島と沢山の岩が赤道を挟んで南北に散らばっているんだって、平均気温は24度位だと言うから、赤道直下だというのびっくりだね、まわりの海水が冷たいからなんだって、ここには南極にしか居ないはずのペンギンやアシカ、アザラシが住んでいたり、ゾウガメやオオトカゲ、ウミトカゲなど沢山のめずらしい生物がいるんだよ、ダ−ウィンと言う人がこの島を探検して生物をよ−く観察したことが、後に「生物の進化論」と言う説を考え出すきっかけになったんだ。

この人の書いた「種の起源」と言う本の中で「ナチュラル.セレクション」と言うことを書いてるんだ、日本語に直すと「自然選択」あるいは「自然淘汰」と言うことになるかな、これは生物が増えすぎたりすると自然がそれを減らす働きをすると言うことなんだ。だから生物は自然に合うように進化して行くと言う結論を出しているんだ(本当はもっと難しい)、要するに、自然が生物のバランスをとってるんだね、例えば1頭当たりの食べ物が不足すると繁殖能力が落ちて数が減ってくるんだよ。

今、困っていることは東京都などでカラスが増えすぎていること、これは人間が食べ残しのごみを沢山出すので、カラスが食べ物に困らないから増えてしまうんだ。ゴミを減らすことが大切だね。

北海道のえぞ鹿や松島にある金華山の日本鹿も増えすぎているんだって、これは鹿の天敵が居ないためなんだね、日本にオオカミが居た頃にはオオカミのエサになったりして、そんなに増えなかったんだろうけど、日本オオカミは居なくなってしまったからね、北海道や金華山の木の皮まで食べられて、木が枯れ自然が壊されるんじゃないかって心配されているんだ、そうそう、最近では尾瀬沼にまで鹿がでてきてるね、金華山などではこのままにしておけば草や木が無くなり、鹿も死んでいくことになるよね。

自然はバランスが大切なんだ、だから自然を壊すようなことはいけないんだと思うよ。

 

 

 

55.「タヒ」モンゴルの野生馬

 むかし、この野生馬はモンゴル中に大きな群をなして生息していましたが、その数は家畜用の牧場が増えるに従って減ってしまいました、残った群はしだいに、南のゴビへと追いつめられてしまいました、そして、前世紀の終わりに、西洋の探検家達によって、南ゴビにせい息しているのが発見されました、そして、めずらしい生きた標本として西洋の動物園へ輸出されたのです、そこで馬たちは閉じこめられた中で何世代も飼育されていました。

 モンゴルに残った野生馬は1950年代、中国で革命に失敗し、逃げてきた軍人達が腹を減らし、これらの馬を食糧にしてしまいました。

モンゴルの野生馬はめずらしい品種であり、進化の点でも世界中の他の馬とは違うことがわかりました、検討された結果、どくとくの淡い色がモンゴル馬の特徴とされました、また、遺伝的にも捕獲飼育されていた数10年の間、純粋であったことが分かりました。

今、モンゴルに戻されている馬は非常に重そうなたて髪と草原の色に調和した色をしており、冬には馬の腹は白く、背中は淡い黄褐色、夏は草原に溶け込む雪のように淡い黒色をしています。

モンゴルでこの品種の馬は「タヒ」と呼ばれています、この言葉は馬への尊敬を表すもので、モンゴル語では「精神」、あるいは「精神的」と言う意味です。
前世紀末、ポ−ランドの陸軍大佐(プレワルスキ−)がロシヤ皇帝の命令でシベリヤやモンゴルを探検した後、タヒはヨ−ロッパやアメリカではプレワルスキ−ホ−スと呼ばれています。
プレワルスキ−はこの馬をペテルスプルグ寺院へ生きた標本として送っています、それからヨ−ロッパの動物園ではコレクションのために、この馬を手に入れはじめました、そのため、もともと、この馬がいたモンゴルではタヒが絶滅し、動物園に集められた馬たちは珍しい品種の例として残っているに過ぎなくなりました。
 現在、世界中では1200頭のタヒが飼育されています、すでに、モンゴルから連れてこられてから11〜13世代になっています。

 1990年タヒをホ−ムランド(モンゴル)へ戻す計画が自然環境保護モンゴル協会とニュ−ジ−ランドとドイツにこの馬の大きな飼育施設を持っているオランダの基金協会との間で合意されました。1992年には最初の32頭がハステンヌル−に着きました、ウランバ−トルの西100km離れたところから来た馬もいます、オランダやウクライナからも来ました、そして、純粋な子供が生まれるように遺伝的な変化について注意深く選別されました。さらに、馬の輸入は続いており、現在では、約200頭のタヒがモンゴルに戻っています。

 ハステンヌル−の施設は準山岳地にあり大きなフェンスで囲まれた3つの馴致(野生にならす)地帯があります、そこには谷を通って流れる自然の川があります、これらの準保護地域で1〜2シ−ズンおかれ、馬たちはハ−レム(雄と雌を一緒にした群)あるいは1頭の種馬と数頭の雌馬のいる群として野生に帰されています。1994年6月には2つのハ−レムが野生に放たれ、1995年の7月には3つのハ−レムが完全に野生に放たれました。
 1994年ハステンヌル−で8頭の子馬が生まれ、その内、7頭がその冬を越して生きています、その冬は零下39℃にもなりました。

 

 

          

 

 

 

       

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