ちょっと一言
ハクチョウの自然の姿(09/12/5up)
「豚のPちゃんと32人の小学生」読みました(08/12/19up)
いのちの話(講演会)(07/8/13up)
だいじょうぶなのでしょうか学校飼育動物(07/1/10up)
10年も飼っているにわとりを、、、、、、(06/2/12up)
「鳥インフルエンザ」と「新型インフルエンザ」(05/12/27)
細木発言に抗議(05/12/3up)
交通事故が怖いからといって、子供が学校に行くのをやめさせますか(鳥インフルエンザ)(05/11/21up)
考えてみよう、土日の給餌(05/11/2up)
高病原性でないのに、なぜ高病原性鳥インフルエンザなんですかね(05/7/1up)
まだ鳥インフルエンザの影響が残っているんですね、残念。(1/28up)
飼育あっての命の大切さ・・・・・(05/1/3up)
ハクチョウの自然の姿
11月猪苗代方面へバスで出かけました。帰りのバスの中から田んぼの中にハクチョウが10羽ほどエサを食べていました。何十年ぶりに、こんな光景を見て、感動しました。写真を撮れなかったのが残念でした。これがハクチョウの自然の姿なんだと思います。ここ何十年か、観光が目的であちこちに白鳥の飛来地が出来ました。今でも「ハクチョウの飛来地」として地図に載っているのは松橋浜だけです。(小さな橋ですがこの松橋から竹橋、梅橋とあるのを知ってますか、つまり松竹梅の橋があるんです)。
白鳥の飛来地が減った、ハクチョウも自然の姿に戻れた、これもあの看板のお陰ですね「鳥インフルエンザ予防のため・・・・」、ハクチョウに触れたり、そばにいったりすると鳥インフルエンザにかかってしまうかもしれないと思ったのでしょう。ただ、誤解しているんじゃないかな〜と思うのは、3点ほど書いてある看板の内容は間違いないのですが、表題だけ見ると感染してしまうと勘違いしてしまうんじゃないかな?。特別な場合を除いて感染はしません。お陰で餌ずけが減ったのだから、「よし」としましょう。
ちょっと、話は変わりますが、動物は栄養状態が良くなると繁殖率が高くなり、数が増えます、ところが、ハクチョウの繁殖地であるシベリヤのツンドラ地帯は地球温暖化のために潅木が増え、ツンドラ地帯の面積が減少しつつあります、そんな時に餌ずけなどで数が増えたらどうなりますか。自然のバランスを崩してはいけないんですね。
「豚のPちゃんと32人の小学生」読みました
この話は平成2年から4年にかけて大阪府の小さな町の小学校であった実話です。
ことの始まりは新任の先生が「食と生命」について実体験を通じて小学生に教えようと思い、「豚を飼ってみよう、そして食べよう」と発案したことから始まった話である。豚は確かに家畜である、しかし、学校で飼ったらどうなるか、子供たちの愛情が移り、もはや家畜ではなくなってしまう、6年生になり、豚の体重が150kgにもなり、その管理の大変さもさることながら、子供たちの苦悩が始まりました、食肉センタ−に送るか、下級生に引き継いでもらうか、何回も何回もクラスで話し合いが行われました(このあたりは涙なしには読めません)結論は出ません。先生が最後に食肉センタ−へ送ると言う結論を出しました、その時の子供たちの気持ちは・・・・。
この先生の発想には無理がありましたね。家畜と言えども学校で飼えば子供たちにとっては家畜でなくなる、豚は150kg(オス)にもなり、子供たちに管理させるには無理がある、これを発想した時に獣医さんにでも相談していれば、こんなスト−リ−にはならず、子供たちをこんなに悩ませることもなかったでしょう。
おじさんのクラスメ−トの会社で、(株)アイカム
URL http://icam.co.jp/
というのがあります。
生命科学映画、医科学科学映画製作しているプロダクションです。
そのHPを覗いていたら、2006年7月2日の読売新聞の科学欄に
紹介された、生きた細胞や組織を顕微鏡撮影するアイカムの記事を
きっかけに、10月末に相模原市立の小学校の依頼を受け、会長の武田純一郎とスタッフが
「いのちの話」と言うテ−マで、アイカムの映像を使い、約1時間の授業を行ったそうです。
そこで、その時の子供たちの反応はを聞きたくて、問い合わせたところ、次のような返事を
頂きました。
当日行ったスタッフのレポ−トによれば、この小学校は、現在550名、空き室もあり、
大きくゆったりしている。聴講者は、6年生3クラス100名、保護者20数名、担任教諭
4名。子供たちが入って座ると広い視聴覚室もぎっしり一気に室温が上がる。
まず、先生から「体の中を見せてくれる会社の方をお招きしました」簡単な紹介の後、
武田さんの自己紹介から始まり、前半30分、10分の休憩の後、後半30分、そのあと
10分ほどの感想を聞いた。
映写中、武田さんの「これは何の細胞かな」に、子供たちから「心臓!」。筋肉の血管を見て
、「新幹線みたい」。白血球の潜り込みや、がん細胞を攻撃するところ、腸の映像に「すげえ」
など声を上げ、興奮しておもしろがって見ていたようだ。子供たちには、どれも始めて見る
映像で、後で、卒業文集に書いてくれた子もいたとのこと。担任の先生も「この歳になるまで
知らないことばかりでした」との感想。母親の中にはノ−トをとっていた人もいて、一人一人は
いかに特別な存在なのかと言う「70兆分の一」の話などが受けていた。
子供たちの感想として「人間に生れてきてよかった。剥がれ落ちていく細胞でなくて、良かった
何十年も生きられるもの」、また、どんなところを、もう一度見てみたいか? びっくりした一番は?
「胃液がどんどん出ているところ」「成長ホルモンが骨に働くところ」「骨を削って、作り替えるところ」
「お父さんとお母さんから半分ずつ言葉をもらって生まれてくると言うのは、全然しらなかった」
・・・・など。
感想、質問があまり出なかったことに、先生から「いつもならいっぱい出てくるのに、
今日は感動したり、驚いたりして、すぐには言葉が出てこなかったみたいです。
でも、子供たちが下校時に、手の裏表をこうやって『お前の手にも何十億も細胞があるんだよな』
などと言い合っていました」とのこと。
後日、先生・保護者・子供たちが書いた感想・質問などを送っていただいたが、ちょっと
難しいかなと思ったことも、良く受け止めてくれた子もいたり、科学映画の世界に興味を持った
子もいて、スタッフも初めての経験でおもしろかったし、自分たちの作った映像を直接見てもらい
、生の子供たちの反応がつかめ。手応えがあった。
■お誘い頂ければ、ぜひまた小学校や中学校などで、こうした映像を使った「命の話」を
してみたいと思っています。
こんな講演会(授業)があちこちで行われるといいですね、子供たちのびっくりしている顔が
目に浮かびます。(短足おじさん)
だいじょうぶなのでしょうか学校飼育動
福島県のホ−ムペ-ジの中にある県民の提案コ−ナ−の中に学校飼育動物に関する提案事項があるのを見つけました、皆さんはどう思われますか?
10年も飼っているにわとりを、、、、、、
これを読んでどう思われますか。女性の先生からのメ-ルです。
■短足おじさんへ(Dec.22.05)
農業高校で鶏を担当して3年目です。
ちょくちょく小学校の教頭先生から、鶏を引き取ってくれないかと言われます。
「肉にしていいなら・・・・」と言いますが、みなさん即答で持ってきます。
先日は10年もペットとして飼っていたニワトリを押しつけられました、
とても理不尽なものを感じて怒りを覚えます、次は、自分でお肉にしてもらおうと考えています。
■K先生へ(Dec.23.05)
お気持ちよく分ります、私もこのような話を聞くと怒りを感じます。
小学校から「にわとりを飼うのを止めようか」と考えていると言うメ-ルを貰うことがあります、
にわとりをどこに持って行くんだろうなと思っていたのですが、このようなことがあるんですね。
これも鳥インフルエンザの影響か、無計画な増やしすぎによるものでしょう。
鳥から人間にうつることを恐れているのでしょうが、これは東南アジアでの話しです
、日本の環境、特に小学校のような環境ではうつる心配はないことを、説明してあげてください、
資料を添付しますので参考にして下さい。
■短足おじさんへ(Dec.25.05)
お返事ありがとうございます。
生徒に一人一羽解体実習させるのに微妙に羽数が足りなかったので、
今回は引き受けました。普段は別の動物の世話をしているこたちが
と殺実習したので、涙涙でした。
その日の午後は合鴨のと殺をやっている部もあったので一日涙の日でした。
ちなみに、引き受けないと、その辺に捨てられるのでもっと迷惑です。
今年は一度に十三羽も雄ばっかりすてられてました。
生徒の研究に使いましたが。。。
烏骨鶏やらウズラやらチャボ・銀鶏など色々預かりものがおります(笑)
「捨て部屋」別名お肉部屋もつくりました。今雛が2羽います。
「鶏は家畜」「食べるために殺すことは正しいこと」
と割り切って仕事をしています。
菜食主義でもないのに「と殺実習」を逃げた生徒には単位はあげません。
飼っていたスズメが死んで大泣きした私はどこにいった??
家畜とペットを同時に飼える人は強いなぁと思います。
ペットで鶏を飼っときながら、鶏肉たべれるんですもんね。
「鳥インフルエンザ」と「新型インフルエンザ」
広報こおりやま2006.1(福島県)に表題のようなタイトルで下記の記事が載っておりました、鳥インフルエンザの報道が小学校で飼育されているにわとりにまで被害を及ばしていますが、この記事は鳥インフルエンザと新型インフルエンザは別であることを明言しています、タイトルを二つに分けたことにも意義があります。内容は次の通りです。
●鳥インフルエンザ
鳥インフルエンザウイルスは、通常、人には感染しませんが、まれに鳥と密接な接触をしたことにより、感染する場合があります。鶏卵や鶏肉を食べて感染したと言う報告はありません。
●新型インフルエンザとは
人に感染しなかったウイルスが、変異して感染した場合を「新型インフルエンザ」といいます。鳥インフルエンザウイルスの変異により、新型インフルエンザの出現が懸念されています。
以上ですが「まれに鳥と密接な接触をしたことにより、感染する場合があります」・・・・このようなことは日本では例がありませんし、東南アジアとは環境が違います、まして、学校の飼育小屋のようなところでは起こり得ないと考えられています。
今テレビなどで報道されているのは「新型インフルエンザ」のことです、このウィルスが出現すれば人から人に感染し、鳥とは関係の無い話なのです。(短足おじさん)
細木発言に抗議
フジテレビのバラエテイ-番組で細木数子さんが、鶏卵について「24時間明かりをつけて、1羽当たり1日2,3個産ませている」「ほとんどが薬でつくられている」と述べたことについて、日本養鶏協会など11生産者団体がフジテレビに抗議した、と言う記事が新聞に載っていました。
人気番組だけに、この影響は大きいでしょう、小学校などにも影響が出る心配があります。
採卵鶏の点灯時間は日中の明るい時間を入れて15時間です(24時間もつけていません)、現状ではこれがベストとされています、ウインドレス鶏舎においても点灯時間は15時間です。
薬事法及び飼料安全法制定以来、薬剤については幼雛用、中雛用には生存率等を高めるために入っていますが、産卵が間近になる大雛用(70−120日令)、成鶏用(120日〜)にはまったく入っておりません、従って卵にも移行しません。また、保健所では年1回ですが鶏卵の卸業者から抜き取りで細菌、抗生物質の検査をしております。従って、卵は安全です。学校などで産んだ卵は熱を加えるとより安全です。
交通事故が怖いからといって、子供が学校に行くのをやめさせますか(鳥インフルエンザ)
下記は小学校でも「鳥インフルエンザを」正しく認識していただきたいと思い引用させて頂きました、この情報は全国学校飼育動物連絡協議会(casml)の主宰中川美穂子先生(お茶の水女子大学 子ども発達教育研究センター 研究協力員/獣医師、日本小動物獣医師会 学校飼育動物対策委員会 (動物介在教育支援))がcasmlに寄せてくれたものです。
最近のテレビ等の報道を見ていますと、鶏を飼っている小学校の先生方は心配でならないと思います、「動物の飼育をどうしようか、検討中です」と言うメ−ルを頂いたこともあります。
掲題のタイトル(このタイトルは小生が付けたものです)はちょっときつすぎるかと思いますが、ご勘弁ください。
しかし、考えて見ましょう、算数や国語などなど大切な勉強をするために、車の走っている道路があっても子供たちを学校に通わせていると思います、車が危ないから学校にやらないと言う方は居ないでしょう。命の大切さ教えるために動物を飼育していると思うのですが、これは人間性を養うためにはより大切な教育ではないでしょうか、それを、正確な情報を得ないままに、排除してしまうのは子供たちの将来にとって大きな損失ではないかと思います。
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@鳥インフルエンザ
学校でのニワトリ達からの感染を心配する向きもあるようですが、今、恐れられていることは人のウイルスが発生し、感染した人により日本に運ばれ流行することです。
人にウイルス病を感染させる一番の原因動物は、人間です。
すでに、国内の、しかもひっそりと少しづつ飼われている学校のニワトリたちの問題からは、全くはなれた事態になっています。
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●人の新型インフルエンザウイルスは日本ではなく、海外で生まれる
今、東南アジア・中国などで鳥同志の感染が続いて、時々人にも感染しています。
それで、世界がこの地域から新型インフルエンザが発生し、それが世界に拡散したときに、大流行し多くの犠牲者がでることになると恐れています。
学者は新型インフルエンザウイルスが、国内の鳥から発生することは心配していません。
つまり、日本では平成16年の流行期とは異なり、今は国内でのH5N1型鳥インフルエンザの発生がないからです。
現在の国内の学校のニワトリへの警戒は意味のないことです。
もしも人の新型ウイルスが発生したら、もうニワトリの問題ではなく、病気の人がウイルスを運ぶことを警戒する訳で、すでに人の問題になっています。
また、元気なニワトリ自体が突然この病気になり、人に移すのではありません。
必ず東南アジアや中国など?他の国からの、人や輸入品・輸入鳥を介した感染の原因があるわけです。 野鳥も感染経路として疑われていますが、日本ではまだ証明されていません。
茨城を中心とした低病原性鳥インフルエンザの発生は、国が禁止しているワクチンを畜主がこっそり打ったことによるのだろうと、考えられています。鳥を病気で失いたくないためだったと想像されます。
が、国はワクチンで抗体を持ったものも、すべて処分に決めています。
それは日本全体の養鶏業を守るために行われています。人への健康被害は心配していません。
●日本のニワトリから直接人に感染するか?
もともと病鳥からの直接的な人への感染は殆どないのですが、もしもニワトリたちに病気がうつったとしても、小学校ではニワトリが過密に飼われてもおらず、外気が通う環境ですので、養鶏場のように人が狭い閉鎖鶏舎に入って、舞い上がる大量の糞を吸い込むこともありません。
それで、小学校などのニワトリたちが、人に健康被害を与えることは殆ど心配されていません。
それに、あの2年前の大規模鶏舎での事例(鶏がどんどん感染し次々と死んでいた、つまりウイルスの入っている糞が粉になって舞い上がってただろう中で、かなり長い間、毎日従業員がマスクなしで作業していた)でも人への健康被害はありませんでした。
東南アジアなどの人への感染例は、ワクチンなどで症状が見えなくなっている病鶏が沢山いる中で生活している人や、その病鳥を食べた人たちです。物理的にそのような鳥の腸内容(糞)を大量に吸い込んだり、口に入れてしまったと考えられています。
肉やタマゴは大丈夫ですが、生きた病鳥を調理した際の腸管の処理や、まな板などの処置に問題があったのでしょう。
つまり 日本がそのような状態(病気の鳥が沢山いる中で人が生活し、あるいは、それぞれの家庭で生きた鳥を購入して、さばいて食べる習慣)にあるなら、鳥に警戒しなくてはなりませんが、現在は、国内にこのH5N1型鳥インフルエンザウイルスの発生もありません。
そういう訳で、日本では学校の鶏たちを危険と考えている学者はいません。考える議題にものせていません。
農水省は国の養鶏産業を心配し、厚労省は、外国からの人の新型インフルエンザウイルスの進入を心配して、行動計画をたて、発信しています。
●この冬にインフルエンザにかかるかもしれないからといって、人を隔離しますか?
高病原性インフルエンザが発生していない日本で、鶏達を現時点で隔離することは、「今 病気ではない人を、この冬にインフルエンザにかかるだろうから、今から隔離しておく」と、同じことで、科学的な処置とは言えません。
●学校は地域に正しい知識を発信する場所
学校は 非科学的なことを子どもたちに発信するのではなく、しっかりした科学的な冷静な視点を養うようにしなければならないでしょう。
「保護者が文句を言ってきたので、すぐに鶏たちを排除する」とか、「将来危険があるから、今まで子どもたちが可愛がってきた鳥をよそにやってしまう」などの、愛情もない、しかも非科学的な処置ではなく、「動物の病気について知識のある獣医師の支援を得て、愛情を大事にして、かつ科学的な処置」を子どもに見せていただきたいと思っています。
学校は 教育の発信場所ですから、子どもたちに科学的な対応を伝えれば、その保護者が落ち着き、やがて地域全体が落ち着くでしょう。学校は地域のセンターと言えます。
●なによりマスコミの方にお願い
子どもたちの愛情を大事にして、また生命尊重の気持ちを培うように、この問題を慎重に扱い、誤解を招かないように、科学的な報道をお願い致します。
●ここで問題の整理しておきます。
前提
ウイルスは同種の動物の間でのみ感染・繁殖する
鳥インフルエンザウイルスもこの性格である
鳥→鳥:おきる可能性大=現在の畜産業界の問題
鳥→人:野生動物であれ鶏であれ日本での可能性極小。もしくは、考えられない
人→人:おきる可能性大=現在の医学界の問題であり、社会的な大問題になるかもしれない
以上から、鳥そのものを、人が恐れる必要はない。多少の注意をしていれば充分である。
多少の注意:
1 しっかりとした世話のもとに飼い、動物を病気にさせない。
・11月になったら、必ず巣箱を与えて寒さを防ぐ
・毎日 糞や食べ残しを清掃をして、乾燥した環境で生活させる。
・朝夕の2度、動物の元気さをチェックし、新鮮な餌と水を与える。
(つまり「一人ではないよ」、と動物を安心させること)
2 普通の衛生観念を実行し、感染を防ぐ
・外出から帰ったら(人込みにでたり、動物の世話をしたら)、手あらい、うがいを励行する。
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考えてみよう、土日の給餌
先日、大阪の方で小学校が土日にエサをあげていなかったというような記事が新聞にも載ってました、内容はちょっと批判的なことも書いてありましたが、当事者の小学校にとっては毎土日に先生方が、あるいは父兄が、交代制であっても餌さやりに学校まで出かけなければならないと言うことは大変なことだと思います。
そこで、無理な当番制を考える前に、土日に行かなくてもいいような給餌方法を考えて見てはどうだろうか、教育的な面で云々する方もあるかと思いますが、長続きしないのでは問題でしょう。
鶏については下記にも書いておきましたが2−3日分のエサを与えて置いても、1日分以上は食べませんので大丈夫です、水も流水にして置けば大丈夫です、掃除の点も、糞の量はエサの量と同じくらいですから、2−3日溜まっても問題にならないでしょう。コンクリ−トの上にオガクズをさらっと撒いておけば掃除も楽です(これは土日に限ったことではありません)。
ウサギについては2−3日分を一度に与えると、食べ過ぎてお腹をこわす恐れがあります、犬用のタイマ−付きの給餌器があるとのことです(まだ確認はしておりませんが)、1日の量をタイマ−で出てくるように出来るそうです(実験動物にウサギを使っているところでは使用されているそうです)、水はタンク型で吸い口の付いているものを必要な個数だけ取り付ければよいと思います。糞の問題も鶏に順ずればよいでしょう。
先生方も忙しいと思います、器具等の方法で解決できるのであれば、その方法も検討してみたほうが良いのではないかと思います。

これは犬用のものでタイマ−は付いていません
高病原性でないのに、なぜ高病原性鳥インフルエンザなんですかね
昨年、山口県等で発生した時はH5N1型の高病原性であり、鶏がバタバタ死んだり人間にも、抗体が陽性になった人もいたりしましたが、それ以上に、この「高病原性」と言う言葉が、人々を恐れさせた感があったことは否めません。
しかし今回の茨城県の場合はH5N2亜型で病原性も弱く人にも感染しないのにどうして高病原性鳥インフルエンザと呼ぶんでしょうかね、矛盾を感じませんか?
家畜伝染病予防法により「病原性の高低にかかわらず全てのH5あるいはH7亜型の鳥インフルエンザ」と定められています。これによる訳ですが納得できますか?
まだ鳥インフルエンザの影響が残っているんですね、残念。
先日、あるお願いがあって小学校にメ−ルしました、「鳥インフルエンザ等のこともあって、動物飼育を見合わせています」という返事でした、情報としてはそういう小学校もあることは知ってましたが、直接、そのようなメ−ルを頂くと、やはりショックです。
昨年2月日本獣医師会などからも緊急提言として全国の小学校や関連機関へ「学校飼育動物の鳥インフルエンザ対策について」と言う文章が配布されていますとおり、通常は何も心配いりません、動物を飼っている限り、手を洗い、うがいをするくらいのことは当たり前のことであって、鳥に限らず必要なことです。また、県内に発生したといったような場合には家畜保健所や保健所が対応してくれます。
小学生時代は心の形成に重要な時期だと思います、命の大切さもこの時期に学ぶのでしょう、それには動物を介して学ぶのが最も効果的だとされています、鳥インフルエンザのために、しかも、新聞テレビなどのセンセ−シオナルな報道の影響を受け、正確な状況を把握できないまま、小学生に命の大切さを学ばせる重要な時期を逃してしまうのは残念で仕方がないのですが・・・・・・。
飼育あっての命の大切さ・・・・・
小学校のホ−ムペ−ジを拝見していると飼育委員になっている子供たちの一生懸命な姿が見えてきます、エサ箱を作ったり、小屋ので暖かくする方法を考えたり、動物を守ってやりたいという気持ちが伝わってきます。ここから子供たちは命や死というものを学んでいるのではないでしょうか。飼育委員になっている子供たちは動物が好きだから---が大部分だと思います。
飼育を経験すればその中で命の大切さを学ぶことが出来ます。できれば、一部の飼育委員だけではなく、全小学生に一度は飼育を経験してもらうようなシステムが欲しいと思うのですがどうでしょうか。
学校が長い休みのときでも技術的には問題ありません、エサくれなど
動物を飼っていると学校が長い休みのときなど、飼養管理のために先生も子どもたちも苦労しているのが実状です。
そこで、チャボの場合、学校に行かなくても大丈夫な方法を考えてみました(試験場でもやっている方法です)。
図のようなふだん給餌用ホッパ−というのがあります、これは小さいものから大きいものまでいろいろあります、大きいものでは配合飼料が20kg入ります、チャボの場合だと1日50g食べますから、5羽飼っているとしますと。80日分あるんです、夏休みだってエサやりに学校へ行かなくてもすんでしまいます。だから、休みの日数に合わせて、エサの量を決め、入れておけばいいだけです。使わないときは空にして、掃除して、つり上げて置くか、取り外しておきます。
次に水ですが、これも図のように蛇口から、すこ〜しづつ流れ出るようにしておけばいいでしょう、ためる水の量は栓の中心にあるビニ−ルパイプの上下で調整できます。冬、水が凍る恐れのある時は水トイの中に入れる、はり金みたいなヒ−タ−があります、これで水は凍りません。
いずれも養鶏器具販売店で販売されています、どこに販売店があるかわからない時は県の養鶏試験場あるいは畜産試験場にお尋ねになってみてください。
それからフンをどうするかですが、フンは食べた餌の量と同じ位します、乾燥すると少なくなります、と言うことは、同じく、5羽で80日間としても20kgかそれより少ない量のフンがたまるということです、これは休みが終わったら皆で簡単に片付けられます。小屋の中にモミガラやオガクズを5cmくらいしいておけば、フンをかたづけるのもらくです。
これでハ−ドの面は問題ないと思いますが、長い休みの間、ぜんぜん学校へ行って、チャボを見ないのも心配です、それは皆で話し合って決めればいいと思います。
飼育舎の問題もありますが、それはまたあとで。
試験場で使っているものです。
チャボ物語

久々に感動を覚えた本である。絵本作家の方が書いた本であるが、チャボをよく観察し、その性格を実にうまく表現されている、むしろ、ドキュメンタリ−的であり、小学校でチャボを飼っている場合も、非常に参考になると思われます。
オスたちの闘争の問題、チャボと採卵用鶏の違い、集団を守るための命の問題、などなど。現在、小学校では命の大切さは教えられているが、この本は、その続きを教えてくれている。「食うべきか食わざるべきか」の最後のところでは、こんな風に書いてある「しかし、オスチャボを食べるべきかどうかという問題は、ぼくの中で、いまだにはっきりと決着がついていない。それは、世の中にありあまる食料のせいなのだろうか。それとも、チャボはぼくにとって、家畜というよりは、ペットとなってしまっているからなのだろうか。」また、最後の章「種の性格と個の性格」のおわりには「ボスとしての彼をずっと見ていると、そのボスたるゆえんは温厚な人柄、いや、チャボ柄にあることがわかってきた強さはボスの大切な条件にちがいないが、彼は決してそれを前面に出そうとはしない。争いを好まない性格なのだ。四代目ボスのように力で群れを統率し、力でその座を追われたボスもいたが、彼は群れの者たちの信望を得る、という方法を選んだのだった。温厚なボスの率いる群れは平和である」
目次を見ても面白いことがよく分り、小学生にもきっと役立つでしょう。
●ニバンテがボスになる日
●世間知らずの娘たち
ブラウンは人工孵化で生まれ、母親の教育を受けていません。また、改良されすぎて、卵を抱くことをしませんし、野生に生きることを知らないわけです。そんなことが面白く書かれています。
●中の世話係りと外の世話係り
新しく入れたメスにオスが次々に交尾し、死んでしまうメスも出て、中、外と世話係(チャボオス)をつくりました。多すぎるオスをうまく利用した実にすばらしいアイデアだと思います、ベテランでもここまでは気がつかないでしょう。
(卵をよく産む鶏ほどよく交尾されます、これは子孫を残すという本能的なものでしょう。メスの背中を見ると卵を産んでいるかどうかがわかります。)
●チャボをねらう動物たち
●ボスのつまずき
●ボスの復帰
オスチャボの激しい戦いの様子が残酷と思われるほど実によく描かれています。
●アマドイのクロ
雨どいの上で、雨に打たれながら、ある時はじりじりの日光に照らされながら卵を孵化しようとしたメスチャボの話、卵はどうなったのでしょう。
●戸袋のお母さん
●ひとりっこ
●ヘンテコドリ
迷い込んだシャモかシャモの雑種(トサカを見れば三枚冠になっているはずなのだけれど)の話で、尻尾が短く首が長く、しかもケンカは抜群に強い、しかし、ボスの座にはつけず、また、どこかへ行ってしまう話。
●食うべきか食わざるべきか
●種の性格と個の性格
私見:学校では命の大切さを教えるために、鶏やウサギなどが飼われるようになったが、逆効果的な問題が発生し、獣医師関係、行政機関とも、その解決に取り組んでいる。
しかし、何かが足りない-------「命は大事だよ」それはわかる、だが、そのためには如何すればいいのかが足りない。 「命を守るためには飼い方が大切である」という事である、----生き物を飼うにはマニュアルだけでは分らないことが多い。 各県には畜産試験場あるいは養鶏試験場がある、そこで学校の参考になるようなモデル舎を作り、学校の先生などに実際に体験してもらうなどが出来れば、この問題もある程度解決出るのではないか-----養鶏試験場に先生方が研修に来られた例はある。
また、命が大切であるということが大前提にあるものだから、淘汰するという考え方が取り入れられる余地が全然がない、結果的に増え過ぎて、事故や病気が多くなり、死ぬ動物が多くなる---これを防ぐために「増やしてはいけない」と言うことになってしまう、これでは子どもたちに仔が生まれた時やヒヨコが孵化した時の感動を与えることが出来ない。自然界には「自然淘汰」ということがある、エサが少なくなれば子どもの生まれる数が少なくなる、あるいは弱肉強食も、その一つかもしれない、自然界では自分たちの「種」を守るために数のバランスをとっている、学校の飼育小屋でも同じような考えが必要ではないだろうか。
学校飼育動物と近親交配の危険性について考える
これは昨年 日本獣医師会雑誌 VOL.56に掲載したものです。
(03.1.24up)
一昨年の冬、ある小学校の先生から、こんなメ−ルをもらった。「私の学校ではウサギを8羽飼っていましたが、寒さのせいでしょうか、6羽が次々と死んでしまいました。子ども達は裏山に穴を掘ってその都度埋めています。こんな状態で、子ども達が動物の死に慣れてしまうのではないかと心配です。」と言う内容のものであった。
また、ホ−ムペ−ジを開いている関係もあり小学校のホ−ムペ−ジを見る機会も多く、そうした中には、「2年続けてチャボが卵を抱いたのですが、ふ化しませんでした。来年はふ化するといいです。」と言ったペ−ジや、「ウサギの子が産まれたのですが、3羽しか産まれず、そのうち1羽は間もなく死んでしまいました。どうしたらいいでしょうか。」と言う内容のものも結構ある。
今、数多くの野生動物が絶滅の危機にあり、その保護対策が行われていることはご承知のとおりである。トキなどはすでに絶滅してしまい、現在、佐渡のトキ保護センタ−では100羽までは人工的に増やそうと懸命の努力が払われている。ここで羽数が問題になるのは、近親交配による種の退化(近交退化)が危惧されるからである。
私は動物学者ではないが、野生の動物が滅びる原則は環境悪化→頭羽数の減少→近交退化ではないかと考えている。ちなみに、養鶏試験場に在職中、極端な近交鶏を作出してみようと思い、兄妹交配をして100羽の集団を作ったことがあった。当然、受精率、ふ化率、育成率が悪く、100羽の集団にするのがやっとであった。そして、次の年、この集団から同じような交配方法で100羽の集団を作ろうとしたが、50羽にもならず試験は中止せざるをえなかった。近交退化の恐ろしさを身をもって体験させられた。
現在、鶏の改良においては近交を避けるために、雄と雌は少なくとも3世代遡っても共通祖先がないことを原則としており、以前はこれを手作業で行っていたが最近ではコンピュ−タを使って交配できる雄と雌を探すことができるようになった。
ウサギでも実験用や製薬会社に出荷する養兎家は、種兎に使うものは5グル−プ位に分け、同じ部屋の雄と雌は交配しないようにしている。ただ、日本鶏飼育者にあっては戻し交配等も行われており、近交になっている可能性は高い。
さて、小学校でニワトリやウサギを飼い始める場合に、雄1羽に対し雌2羽程度で、しかも同じ月齢のケ−スが多い。となると、兄妹の可能性は非常に高く、兄妹交配ということになる。当然、近交の弊害が起き、冒頭のような問題が生じてくる可能性がある。もちろん、原因は近交だけではないが、教育の現場ではこのようなことはあまり考えられていない。したがって、近交の問題は野生の動物だけでなく、もっと足元を見ていく必要がある。
このことを具体的に考えてみたい、丈夫な動物を作るために・・・・・・・・。
1)オスとメスが親子、兄妹の可能性があるときは、近くの学校などとオスを交換する。
2)繁殖計画を作る。
ウサギはオスとメスは必ず、別飼いとし、子供を作るときにのみ一時一緒にする(交配)
ニワトリは卵を抱き始めてもヒナが欲しくないときは卵を取り上げてしまう。
3)名前をつけて、個体記録を作り、親子兄妹関係を明確にしておき、子供をとるときに近交にならないよう に交配する。
こんな指導をしてみてはどうだろうか。